子どもたちをみていると本当に「姿勢がいいなあ」「自然体だなあ」と思う。訓練を受けていい姿勢を意識的にやっている大人とは明らかに違う「のびのびさ」「いきいきさ」のある良い姿勢は子どもならではである。
ゲーム、スマホ、勉強・・・などしゃがんで集中して座り続ける習慣がつく前の子どもたちは最高にいい姿勢でいる。
こどもたちの筋肉はぽちゃぽちゃしている。優れたアスリートの筋肉もしなやかでぽちゃぽちゃしている。デスクワークや定型的なたち仕事をしている方々のこわばって凝りのある筋肉とは全く違っている。
そんな子どもたちの自然体はどこから来るのか?どうやって養われているのか?
オリンピック選手の室伏広治選手の赤ちゃんハイハイトレーニングで体幹力をつけてメダルを獲得した記事が十分にそのヒントになるだろう。室伏選手はハイハイ以外にも漁師の投網を投げることで体幹を鍛えたことがテレビでも報じられていた。地域によっては「ハイハイ健康法」といって、中高年の健康教室のメニューになっているところもあるらしい。
乳児はお座りに至るまえに、もぞもぞとうごめく動きや、手足を交互にうごめかす動きを良くするものだ。犬や猫も機嫌が良いと腹を見せて手足をうごめかして背中を地面にこすりつける、あの動きだ。あの動きは骨盤の中に納まって、大腿骨の内側と腰骨をつないでいる腕と同じ位の太さの筋肉“大腰筋”が主になってつくりだす。赤ちゃんのもぞもぞやその先のズリバイやハイハイはその大腰筋がメインなのである。個人差があるが立ち上がる前のハイハイまでの期間で赤ちゃんは着々と体幹力を養っているわけである。だからこそ、あのぽちゃぽちゃの手足でつかまり立ちをなしとげ、ついには直立し、あるき始める。ちょっとたよりなさげだが、スラリとして堂々とした立ち姿はその体幹力がなせるものなのである。
武術に熟達した古老が、骨と皮のような体格でもまったくもって隙がなく、チカラ強い動きで血気盛んな筋肉隆々たる若武者をあっさりと倒せるのも、鍛えた古老には赤ちゃん同様に体幹力が有り、その体幹力を邪魔する余計な外装の筋肉(いわゆるアウターマッスル)が無いのは存外有利なことかも知れない。
やはり自然体は体幹力がなせる業なのであろう。
「気をつけ!」をしていてはアウターが緊張するばかりである。
村井雅紀
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