ぎっくり腰。辛いですよね。突然、なんの前触れもなく襲ってくる激痛。
腰が抜けて動けなくなってしまう方もあります。
「魔女の一撃」欧米ではそん表現もあるようですね。
急性腰痛という言いかたもされます。
意外なことに重いものを持ち上げるときに起こることは少なく、クシャミや床に落ちたペンをひろいあげようとしたときとか、普通に立ち上がろうとしたときとか、洗顔しようとしたときなどの日常の些細な動作をきっかけに起きることがほとんどです。
「ぎっくり腰はくせになる」とおっしゃるかたもあります。再発しやすいのは、日常生活の中にある本当の原因を解消していないために繰り返してしまうのですね。
寒い時期や、以外と春先にもぎっくり腰で急に当院に駆け込んで来る方が増えます。それは熱さ寒さだったり、転勤転居だったりの環境変化が身体に影響を及ぼしていることもあるかも知れません。
わたし自身もこれまで数回、ぎっくり腰を経験しました。
1回目は高校1年の春、体育の授業中。2回目は社会人2年目の冬の出張先。3回目は、この仕事で整体院勤務をはじめて数ヶ月後の施術中のことでした。
(委細は別の機会にのべることもあるかも知れません。)
今回はざっくりと、ぎっくり腰の原因と、対処法をお伝えしますね。
◆「原因はたいていの場合、脚と背中とお尻の過剰な持続的緊張」
⇒「それらの部位を緊張緩和することが重要」
◆「眠れないほどの激痛の場合はしばらく鎮痛消炎を行い、激痛がおさまったらそれを控える」
⇒シップを貼れば貼るほどよくなるとか予防になることはありません。痛みを抑えているだけ ですから。(急性期の激痛が抑えられることにより苦痛から逃れることができるのは利益です。回復をはやめます。)
◆「安静はほどほどにして、はやめに日常動作をはじめるほうが回復がはやい」
⇒半日、1日はシップして寝たきりで回復をはかるのもありですが、動けるようになったら日常動作したほうが筋肉が緩みますのでその後の回復がはやいのです。
腰に激痛がおきて動けなくなるのですから、腰が原因だ、ヘルニアだ、と思われることも多いのですね。確かに腰部になんらかの炎症が発生しているだろうとは思われます。動きによってズキッと痛む、動かなくてもジンジン痛みが続く、というのは筋肉や椎間板や靭帯といった軟部組織に何らかの炎症が発生していると考えていいでしょう。
では、その炎症、いったいなぜおきてしまったのかな?軟部組織はたいていにおいて骨と骨をつないでいたり、骨と骨に挟まれているやわらかな組織です。
脚の筋肉、骨盤の筋肉、背中の筋肉・・・話を単純にするために筋肉に絞りますが・・・。
長時間・長期間緊張にさらされた筋肉は縮まったまま固まり弾力性を失います。デスクワークであれ、たち仕事であれ、トレーニングであれ過労のたまった脚、過労がたまった背中やお尻の筋肉・・・これらの中心で上半身と下半身のつなぎ目になっているのが腰なんです。
本来、柔軟でしなやかでクッション性があるはずの筋肉たちが凝り固まってしまい、限界を超えるとぎくっとした衝撃とともに、筋繊維もしくはその先の軟部組織が顕微鏡観察レベルの小さな断裂を起こしてしまっているのがその本態と考えてまず間違いないでしょう。
大切なことは、予防。足腰に負担の少ない日常生活と疲労解消の適度な運動です。デスクワークの方なら座り姿勢と朝晩の腰痛体操、運動される方なら体幹力をつかったフォームのマスターとアフターケアとしてのストレッチなどです。勿論栄養バランスのいい食事や十分な睡眠による疲労回復が必要なことは言うまでもありません。
村井雅紀
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