こんにちは。河原です。
今回ご紹介するのは、読むこと自体が腰痛の治療になる「読む薬」と呼ばれる本です。
『腰痛は〈怒り〉である』長谷川淳史著 春秋社
この本によると国民の約八割が生涯で一度は腰痛を経験するそうです。
わたしもいわゆる慢性の「腰痛持ち」ではないですが、疲れがたまっている時など、腰を曲げるだけで痛みを感じることは多々あります。
現代の医学では、慢性痛など直接生命にかかわらない疾患の研究は後回しにされがちです。
腰痛で病院にいっても、
①腰の骨が変形しているから
②加齢のせい
など本人の意思や努力ではどうにもならない現象を原因として挙げられる傾向があります。
また、
③運動不足で筋肉が衰えているから痛む
ともっともらしく語られることもあります。一般の人が専門家からそう断言されたら信じ込むしかありませんね。
しかし常識と信じて疑われないこれらの原因論は本当に根拠のあるものでしょうか?
本書によると答えはすべてNOです。
序章「腰痛は増えている」に掲げられている統計データによると、腰痛を訴えられる方の数は男性も女性も40代がピークだそうです。それ以降は加齢に伴ってむしろ、患者さんの数は減る傾向にあります。
このデータひとつをとってみても、上記①②③の原因論はまるで現実にそぐわないことが分かります。加齢に伴って関節の変形、筋肉の弱化はすすむものです。その流れを止めることなどだれにもできません。歳をとるほど、体が衰え、痛みが日増しにひどくなるということは、実際、ありません。
では、腰痛の本当の原因とはなんでしょうか?タイトル通り「怒り」であるというのが、この本の唱えるTMS理論です。この場合、怒りと言っても、心の奥底に抑圧された自分でも気づけないような感情をさすそうです。
「無意識下に抑圧された怒り」といわれて自分にはそんなものはないと言いきれる人はいませんね。
長谷川先生のTMS理論の本当にすごいところは、従来の医療(代替医療もふくめて)のいかなる治療法とも相反するものではないことです。
自身の治療体系はもちろんTMS理論以外のあらゆる治療法に対して効果を科学的に裏付けることを徹底しています。決して自らの治療体系のみを正しいと主張しない。治療家として患者さんの痛みと真摯に向かいあっていらっしゃることが伝わってきます。
第4章「治療の実際―TMS治療プログラム」にあるとおり、治療家も患者さんもTMS理論を理解したうえで、従来の治療システム(身体へのケア)を併用するというのが、痛みの克服の一番の近道になるようです。
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