体幹力ってよく言われますが、いったいどんなものでしょうか?
建築物ですと震災に強い構造として免震構造が知られています。振動に耐えうる剛構造ではなく、振動を受け流す柔構造ですね。
ぎっくり腰や腱鞘炎にならないためにはわれわれ人間も免震構造をもっていたほうがよさそうですね。
わたししは歴史や建築の専門ではないので深く解説はできませんが、607年以降、奈良法隆寺の五重塔はマグニチュード7.0以上の自身を46回も乗り越えてたち続けているといいます。
構造の中心軸の芯柱がしっかりとつらぬかれていることと、強い地震の際にも振動することなく、右に左にうねうねとうねりが起きる設計になっているそうです。外力に抵抗せずに受け流すことが建物の破損を予防しているわけですね。
人間も動物なので本来は、犬猫や鳩のように背骨を柔軟にうねらせて動けていると良いのですが、現代ではデスクワークなど静止して植物的に体を使っている時間が長すぎて背筋や大腿四頭筋のようなアウターマッスルで体を固定してしまうことが殆どです。
ベテランで熟練した調理師の方は包丁をあやつったり鍋を振るうときには、良く観察すると微かに骨盤を揺らし背骨をうねらせながら道具にパワーを伝達しています。熟達していない方や素人さんだと足腰で踏ん張ってつったったままで、背筋で体を固定して、腕力だけで道具をつかっており、刃物のさえが生かせず、自身の肩や手首に故障を起こしてしまうことに繋がりますね。
優秀なスポーツのプレーヤーが殆どが股関節の動きを生かした体重移動でバットやラケットやクラブを振って体重をボールに乗せていくことで鋭い打球を打ち出すのに比べて、初心者の殆どが身構えて居ついている状態で、腕を振り回してしまうのに似ているかも知れません。
基本的に動物らしくのびのびと背骨から使えていれば、ぎっくり腰や腱鞘炎などの炎症性の痛みに見舞われることも少なくてすむことが想像できますか?
(勿論、オーバーユース、オーバーワークでメンテナンス不足の場合はのぞきます)
ヨガやピラティスや太極拳や杖術、合気道、古武術など体幹を使う訓練を受け、熟達してくると外壁であるアウターマッスルを使わずに自然とインナーマッスルで体を支え、自然のうねりを使った身体操作になっていきますから怪我をすることなく体を養生できるようになっていくわけですね。
村井雅紀
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