月に一度ほど、甲野陽紀先生の「木刀の会」に参加しています。
これはわたしが子どものころからの剣好きだということもあるのですが、カイロプラクティックの施術や予防体操指導にもよくでてくる「体幹」を体得する基本にもなっているのです。
この会は剣道や居合いの経験者はあまり参加されず、ライターさんや打楽器奏者、役者さん、学生さん、カフェの店員さんなど、「体と体の動きや使い方」に興味をもっている方が参加される会です。
先日の会では木刀の会の名称が意味するところを語っていただけました。
曰く「木刀を扱うことを通しての自身の身体を見ていく会」とのこと。
決して「木刀の扱いに巧みになって敵を倒すすべを磨いたりする会」では無いとのことでした。
小中学生時代と大学時代を通じて剣道で勝ち負けをやっていて、生来負けず嫌いである私にとってはとても意義深いテーマであります。ついつい「勝つための技術」を得たいと思ってしまうところが確かにあるわたしです。
「勝つと思うな思えば負けよ」との言葉を歌の歌詞に聞いたこともありますが、まさにその通りだなあとだんだんわかるようにはなってきました。
陽紀先生による木刀指導の要点は「剣体の一致」です。「体が刀をもち、体が刀を操作する」ようではなく、「人馬一体のように、剣と体がひとつになって」働くことを掴む稽古をしていきました。
テニスであれば「ラケットとプレイヤーがひとつになってボールを捉える」と、いいボールを打てるのだと思います。箱のような体に、棒のような腕がのびて、それがラケットを掴んで振っているのでは生きたボールは打てないでしょう。
剣も体と分離していると、無理な振りになってしまい、「スパッ」とした冴えのある技にはならないのですね。
相手を意識し過ぎたり、勝ちたい、上手くやりたいとの欲があたまをよぎると、手に力みが生じて動きに冴えが無くなり「剣と体がバラバラ」になってしまいました。
「薔薇の花束をスッと差し出すように」さりげなく剣を捌ける技量を身に着けたいものだと切に思いました。
カラダ快適、ココロも余裕。
村井雅紀
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