こんんちは。河原です。
当院には土地柄かお医者様がよく施術を受けにご来院されます。
内科・外科・形成外科・歯科・耳鼻科・産婦人科・小児科・放射線科・精神科・産業医など、ほぼ、あらゆる専門分野を網羅できてしまうのでは、というほどです。(なぜか「整形外科」のお医者さんは一人もいらっしゃいませんが・・・)
先日、産婦人科の先生がいらっしゃって、施術しながら楽しくお話を聞かせていただきました。気さくな方ですが言葉の一つ一つに含蓄と深みがあり、毎回、お話しできるのを楽しみにしております。
前から気になっていた疑問をぶつけてみました。
「我々の業界の中には、出産後も骨盤が開いたままになることがあると主張する人がいますが、産科の世界では産後の骨盤については、どうお考えなのですか?」
お答えは
「出産時は産道を確保するために、開きます。その後は徐々に閉じていき開いたままであるということは考えられません。周りの筋肉がダメージを受けているので、傾きが残ることはありえるでしょう」とのことでした。
当院のHP、産前産後の骨盤矯正 マタニティ整体のページで説明されているのと、ほぼ同じ見解です。「やはりそうか」と再確認できました。
当たり前のことでも、現場で数えきれないほどのお産に立ち会ってきた専門のお医者様に言っていただくと安心します。
そもそも骨盤とは寛骨、仙骨、尾骨で構成されている強固に一体化した一群の骨の解剖学的名称です。
それぞれの骨は靭帯という強力な結合組織で位置決めされています。出産など特別な場合を除いて、そう簡単に開いたり閉じたりするものではありません。
骨同士の正常な位置関係がズレてしまったら、それは「脱臼もしくは亜脱臼」と呼ばれます。「骨盤が開いていると腰痛・肩こり・冷えがでやすい」などと書いてある記事がたくさんありますが、読んでいて恐ろしく思います。本当に開いたまま脱臼したままなら歩くこともできないはずです。
「人それぞれ考え方があっていいよね」というレベルの話ですらありません。当たり前の基礎医学・解剖学を学んだものならば、議論の余地すらなく当たり前にわかる話です。
「骨盤の開き」とネットで検索すると、さまざまな解説ページが出てきます。そのほとんどが、まともな医学的知見に基づいて語られているものとは思えません。
我々は身体の専門家として、お医者さんの前でも胸を張って自分の所見を述べられなければいけません。いい加減な健康情報を拡散するのは厳に慎まなければならないと思います。
整体・カイロの世界では、相手が医学の基礎教育を受けていない一般の素人だと見ると、自己流の無理やりな身体論を振りかざし相手を威圧する人が多いです。
大切な自分の体を預ける場所です。院と施術者をよく選んで、ご自身にあったところに通っていただきたいと思います。
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