こんにちは。河原です。
前回の記事で腱鞘炎の症例報告を書きました。
私が、このカイロプラクティックの世界に入ったのが自身が腱鞘炎に悩まされ、カイロの施術にによって立ち直ったことがきっかけでした。記事を書きながら、感慨深く昔を思い出してしまいました。
この仕事に就く前は、朝から晩までひたすら包丁を使う仕事をしていました。鮮魚加工の仕事です。
周りのベテランの職人さんに負けない様、誰よりも必死に切り続けました。
体のつかい方を学んだ今から振り返ればわかりますが、ずいぶん効率の悪い、体に負担がかかる切り方をしていたと思います。
無理に無理を重ね、負けん気だけで切り続けた結果、ほどなく手に支障が出てきました。
朝起きると手首がこわばって、微動だにしません。動き出してしばらくすると、こわばりはぬけてくるのですが、痛みで包丁が思うように使えません。仕方なく魚を冷やす氷水で、手首を冷やし、感覚を麻痺させながら仕事を続けました。
転職できる当てもなく、困り果てて整形外科に行ったら、手のレントゲンを撮られました。
「骨に異常はありません」とみせられた写真は、素人の私から見ても、感嘆するほど美しく、整った骨の形を映していました。
※写真はイメージです
主治医には「手の使い過ぎだ」と、もっともなことを言われました。どれだけ使いすぎているかは、日々、自分が一番熟知しています。反論する余地が微塵もないほど、ごもっともな説明をうかがいました。ペース配分を考えて、長く続けられる無理のない手のつかい方をしなさいとのことでした。
いったいこの日本に無理をせず自分のペースで働ける勤め人が、どれほどいるのでしょうか?私にはわかりませんでした。
診療がおわって、別の先生のもとに行き、電気をあててもらいました。その先生からは「折れているわけじゃないんだから・・・」と言われました。その整形外科の待合にはたくさんの患者さんがひしめいていらっしゃいました。私の手のしびれなど取るに足らないものだったのでしょう。
二人の先生とも善意にもとづいて、全く正しいことをおっしゃってくれたわけです。しかし、救いの治療をもとめて、藁にもすがる思いでいた当時の私の胸には深くささり、いまだ忘れられない言葉となりました。
翌日からまた、朝から晩までおそろしい量の魚を切り続けました。河原に任せれば、どんな量でもさばけると当時は定評がついていました。
当然ですが、症状は悪化するばかりでした。病院は治してくれる所ではなく診断を下してくれる所なんだと思い知りました。
そんな時、出会ったのが、当・大川グループの卒業生の楠恭広先生が院長をなさっているくすのきカイロでした。
それまで、整体は度々うけていたものの、カイロプラクティックというのは初めてでした。
絶望と不信で、初回のカウンセリング時の私の態度は極めて悪かったと思います。「手が痺れるから何とかしてください」というと「腱鞘炎ですね」と慣れた手つきで優しく手を取って、施術をしてくださいました。
施術は、筋肉の深部にアプローチする「トリガーポイントセラピー」を軸にしています。
触られる箇所すべてが、的確で響いてきます。施術を受けながら響きが身体の深部に行きわたっていくのが感じられました。
5回の施術をうけ、痛みやしびれに悩まされず、仕事が続けられるようになりました。カイロプラクティックのおかげで「使いすぎをやめない限り治らない」と医者から言われた症状を、仕事をつづけながら克服することができたのです。
あの時の感動と感謝は忘れることがありません。いまは反対に、患者様が症状を克服するのをお手伝いする側に立つことができました。病気やケガでない限り、だいたいの症状は扱えるという自負もできました。
腱鞘炎に悩まされ「治らない」と絶望している人に、この記事の内容が、届いてほしいと思い書きました。たとえ届いたのが、ただの一人であったとしても、私は満足です。
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